第3回 石巻料理教室 

先週末2ヶ月ぶりに石巻に行って来ました。

 

今回のミッションは3カ所で行われた料理教室の講師と、引く続き長期で頑張っているボランティア仲間へのごはん作りでした。

 

料理教室は

中屋敷にあるコミュニティーカフェ、なかやし喫茶。

JAいしのまき。

毎回恒例の中央公民館、の3カ所で行いました。

 

中屋敷は津波の被害が大きかった場所で、震災直後は炊き出しも行われていた場所です。

なかやし喫茶とは地元の方が地域の子供達やお年寄りの交流場所として解放してくださっている個人宅。その外に設けられた調理場で主に地元の方達を集めた教室となりました。

 

2日目のJAいしのまきでは、立派なJAの建物の中にある調理室での開催。こちらは片道の交通費、そして講師料も頂けるとても有り難いお仕事になりました。実際忙しい中で時間をつくり、みなさんからの支援を頂きながらも自腹で通う事は少々厳しくなってきているので、こうしてお仕事としての講義をさせていただける事は、今後の活動にもとても重要な要素になってきます。

 

3日目は3回目となる中央公民館。

もう使い慣れた調理室で、生徒さんのほとんどが前にも参加してくださった常連さん達。和気あいあいとした雰囲気で、前回よりも更にいろんなお話を聞くことができました。

 

 

回を重ねるごとに、みなさんの緊張がほぐれいろんなお話を伺う事ができるようになります。

石巻の方言を教えてもらったり、郷土料理のお話を聞いたり。

教えるだけではなく、逆にたくさんの事を教えていただく事が多くなって来たように思います。だから行くのがやめられないんですよね。

 

 

そしていつもは私が滞在中お世話になっているOPEN JAPAN(元 ボランティア支援ベース 絆)の建物の周りと、買い出しに行くスーパーなどの往復だけで時間が過ぎてしまうのですが、今回は空いた時間を使って1年前まで炊き出しで通っていた湊中学校や、石巻で最も被害の大きかった南浜周辺にも行く事が出来ました。

 

津波でアスファルトがはがれ、地盤沈下により満潮になるたびに水浸しになってデコボコになった道路はきれいに舗装され、片道40分くらいかかっていた道筋が今ではその1/3程の時間で行けるようになっていました。

道にはみ出ていたがれきももちろんなくなり、崩れかけた家のほとんども取り壊され、広大な空き地には雑草が生い茂っていました。

 

きれいになったと言っていいのでしょうか。

ただそこには悲しい静寂と、虚無の世界が広がっているようにも思えたのです。

3、11からもうすぐ1年半。

石巻の町中や国道沿いには津波の被害などこれっぽっちも感じる事の出来ないくらい、大型スーパーや大手の外食チェーン店が建ち並び、どこにでもある地方都市の景色が広がっています。

 

でも1本道を外れれば、まだ先の見えない石巻の本当の姿が広がっていました。

 

 

私のような個人が出来る事などちっぽけすぎて、なにもかける言葉も見つからないけれど、それでも毎回料理教室の開催を楽しみにしてくださる方がいる。

うちの地区でも開催して欲しい、と言ってくださる方がいる。

白砂糖をやめて甜菜糖を買ったわよ、と言ってくださる方たちが増えてきたり、少しずつではありますが、若い方の参加者も増えて来ました。

 

そして何より、楽しかった。また参加したいので次回も連絡くださいね、と言ってくださる方達の気持ちが私を支えているのだと思います。

 

 

次回の訪問は11月になりそうです。

その頃はきっともう寒くなっているのでしょうね。

 

 

それまでの間、私も日々勉強。

またみなさんの笑顔に会える日を今から楽しみにしています。

 

ご支援頂いた皆様。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。